これらの原因は、お子さまの「やる気」や「能力」のせいだけではありません。
一番多いのは、「聞けば分かるのに、自分ではできない」という状態です。
毎回の授業で書いている指導報告を読み返すと、最も多く登場するのがこの記述です。一緒に読み直せば正しく答えられる。問いかければ答えられる。指摘されれば自分で気づける。それでも、ひとりで解こうとすると手が止まってしまう。
これは知識が足りないのではなく、知っていることを自分で引き出す手順が身についていない状態です。だから勉強時間を増やしても点数が変わりません。私たちは答案やノート、解いている最中の手元まで確認して、その手順のどこが抜けているのかを探します。定期テストなら、同じミスで落としている数点がどこかを特定し、次のテストで取り切るところから始めます。
そして、この「自分で引き出す」という力は、特定の教科だけのものではありません。問題文を正確に読み、何を聞かれているのかを考え、必要な情報を整理し、自分の答えを確かめる。こうした一つひとつの力が、数学でも英語でも国語でも、そして学年が上がってからの学習でも土台になります。
そのためミネルバでは、単に「この問題をどう解くか」だけではなく、「問題に向き合うときに、どう考えているか」まで確認します。







